ナーミンの玉手箱

本、投資、マンガ、麻雀などなど。好きな事について気楽に書いていきます。

ささいなことで落ち込む・・ひとりでいると落ち着く・・それってHSPかも。

人混みが苦手・・・服のタグがチクチクして気になる・・・人付き合いがすごく疲れる

繊細で敏感、普通の人がスルーできるようなことも気にしすぎて、うまくいかなくなってしまう。そんな経験ありませんか?

 

そのようなとても敏感な人を、HSP(highly sensitive person)といいます。「とても敏感、繊細な人」「感受性が高い人」という意味です。

 

僕がHSPに興味をもったきっかけは、彼女と付き合ってからでした。彼女は普通の人に比べて、雑音や匂い、肌触りにとても敏感でした。集団の中で自分の意見を主張することが苦手で、流されることが多く、部屋に着くとどっと疲れる・・・そういった姿をよく見かけました。彼女は自然豊かな田舎育ちだったため、都会は刺激が強いのかな~と思っていたのですが・・・ある日、本屋をブラブラしているとこんな本を見つけたのです。

 

 

敏感すぎる自分の処方箋

敏感すぎる自分の処方箋

 

 

HSP・・・これは彼女のことかもしれない。

本を読んでみると、普段の彼女の行動ととてもよく似ていることに気づきました。

HSPの人はとても敏感であり、普通の人がスルーできるようなことでも気になってしまうこと。でもそれは決してワガママなのではなく、周囲の人が理解してあげることが大事なこと。また敏感であるということは、感受性が豊かであるという長所にも繋がること。

 

自分は色々な人の性質を概念として定義化することはとても大切なことだと思っています。定義化というと難しく聞こえますが、要は「名前をつける」ということです。

ADHDの人も昔なら「ただのおっちょこちょい」「落ち着きがない人」などと言われていたでしょう。ADHDという概念がなければ、普通の人からみれば、なんでアイツはあんなに仕事ができないんだ!と怒りの対象にすらなるかもしれません。でも、ADHDであるということを知っていれば、それは脳の性質の問題であり、しょうがないことだと理解できます。何が向いていて、何をカバーしたほうがいいか分かります。定義化された概念は、時に理解の架け橋になるのです。

 

自分もHSPという概念を知らなかったときは、なんで彼女はこんなに敏感なんだろう。ワガママなのかな・・・と時に少し憤りを感じることもありました。

でも今では、そういう性質の人なんだなと良い意味で割り切ることができました。

 

彼女にもこの本を読んでもらったところ、

「この本に書いてあること、ほとんど当てはまってる・・・」

そして

「もっと早くHSPについて知ってたら、もっと楽に生きられたのかな」

と言っていました。

 

 

敏感で悩んでいる人がいたら、HSPを教えてあげてください。それは人としての弱さではなく、性質の問題であること。そして感受性が豊かという長所であること。そうやって自分に合った生き方が見つけられるといいですね。