「おいしさ」はどこから来る? 「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』
久しぶりに図書館を物色~~面白そうな本を発見したので借りてきた。
『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』
普段私たちが感じる「味」がどこから来るのか。それはただ単に料理の味付けのみならず、その場の雰囲気とか食感、香り、盛り付けなどの色々な要素で変動する。
そういった現象に深く切り込んでいってる本。あんまり見かけないタイプの研究だったので面白そうだな~~とつい手に取ってしまった!
例えばスプーンの話なら、軽いスプーンより重いスプーンで食べる方が料理の味を高く評価する傾向にある。と本にでてくる。
イメージしてみるとより分かりやすいけど、高級レストランでスープを飲む姿を想像してほしい。銀の少し重いスプーンでスープを掬う、そこに重厚感を感じる。もしアルミ板をくりぬいたような100均の軽いスプーンを使うとすれば、厳かな重厚感はたちまち失われてしまう。
もちろんこれは料理の味とは直接関係ないけど、僕たちが普段感じている「味」はそういった環境要因を全てひっくるめたモノなのは間違いない。
他にも手触りや音についても筆者は言及している。
例えばポテトチップス。
バリッ ガサガサ・・ カァプゥッ バリッボリッボリッ・・
とまあこのように音を並べただけでもパンパンに詰まったポテトチップスの袋をバリッと開け、手をガサガサと伸ばし、大きく開けた口に放り込んで咀嚼している姿をありありと想像できるはずだ。
またファストフードやジャンクフードの多くは食器を使わずに直接手で食べている事実。ハンバーガーはナイフとフォークで食べるより両手で持って直接かぶりつく方が絶対美味い。それは誰もが知っているはずだ。それぐらい手触りや音も「味」にとって重要なファクターなのだ。
とまあそういう事が色々書いてあるので、気になったら読んでみてください~
やっぱり本は新しい気づきがあっていいですね~もっと色々読もう!おわり。