ナーミンの玉手箱

本、投資、マンガ、麻雀などなど。好きな事について気楽に書いていきます。

僕たちは定額制サービスに支配されている!? 今流行りのサブスクリプションについて思うこと。

いつもクレカで引き落とされる額が減らない・・

あるあるな悩み、原因は定額制サービスかも。

 

思い返してみれば、自分もネットフリックス、プレイステーションストア、アマゾン、天鳳(ネット麻雀)・・・結構使ってるんだよなあ。

 

定額性サービス(サブスクリプション)はサービス提供側からしたらすごく良いシステム。ビジネスで一番大変なのってお金を回す事だと思うんですよ。

ぐるぐるぐるぐる途切れないように。そこで大事なのが料金の回収だけど、定額サービスなら利用者がストップしない限り確実に回収できる。

 

利用者はたいてい、契約するときは月々の支払額しか気にとめない&クレカ払いの契約で2重に支払いの痛みが分散されている。それに解約の手続きもメンドクサイ。だから契約しっぱなし。

 

もしネットフリックスとか見ててさ、ひとつ動画見るたびにピンポン鳴らされて「ちわーネットフリックスです~」とかお兄さん入ってきて財布から100円回収されるとしたらたまんないよね。誰も見なくなるわ。

 

財布から金が消えていく姿をみるのは誰でも嫌悪感を感じる。クレカ払いにして、定額制にすればタダで使っているかのような空気を味わえる。そうやって支払いの嫌悪感を限界まで落とす。定額制サービスにはそういう魔法がある。

 

よく僕たちがサービスを契約するとき、例えばネットフリックスのスタンダードプランだったら月額1200円なので『1日あたり40円』か~と考えてしまいがち。

大切なのは1日あたりで考えるのではなく、自分がサービスを使う回数(頻度)で契約するか考えるべきなのだ。

 

現実問題、自分は他にもやりたいことはいっぱいあるわけだから毎日動画を見れはしない。平均で週に1本しか映画を見ないのなら『週1、300円』の娯楽を買っていて、1回も利用しなかった月があれば1200円をただドブに捨てたことになる。

その場合、2カ月間を合計すれば映画1本の値段は600円になっている。サービスを使わない期間が長ければ長いほど映画1本の値段は上がる。

 

定額制サービスが怖いのは2つ、3つと契約を増やしていく毎に1つのサービスに割ける時間はドンドン少なくなっていく事だ。サービスを使えば使うほど1回あたりの値段は安くなるのに、人間の時間は有限だから沢山のサービスを契約していればそれもままならない。結果、知らぬ間に財布からこっそりお金を抜き取られ続ける事になる。

 

別に定額制サービスが悪いと言ってるわけじゃなく、自分が充分お得にサービスを使用できるぐらいの数のサイトだけ利用したほうがいいよってこと。そうしないと今度はサービスに行動が支配されることになる。お金払ってるから使わなきゃ!みたいなね。

 

でも、正しい消費の流れって「欲しいから⇒お金を払う」「使ったから⇒お金を払う」だと思うんだよね。最近はサブスクリプション(定額制サービス)ってもてはやされてるけど、それは消費行動を逆転させてると思うんだよね。「お金を払ったから⇒使う!」のほうに。それが消費者にとって本当に良いのか。疑問に思うなあ。 おわり。