高浜寛さんの漫画はやっぱり面白い!
最近、高浜寛さんの漫画にハマっている。
フランスや海外での評価の高い方で、漫画で描かれる世界観がとても良いのだ。
あと独特の絵柄がまたオリジナリティを引き立たせる感じで気に入っている。
最初に読んだ高浜さん作品は『エマは星の夢を見る』
ミシュラン調査員の仕事のキツさ、それでも好きなことに頑張っていく主人公の姿。
出てくる料理も珠玉混合で、また面白い。
あと表紙がいいよね、色合いがとっても良い。
次に読んだのが『蝶のみちゆき』
これは高浜さん自身が、かなりしっかり史料を読み込んで描いた作品らしく、この時代の長崎の雰囲気をひしひしと感じれる。また最後が切ないんですわ。
続いて『二ュクスの角灯』
これもね~大正ロマンな感じの世界観が堪らなくイイのよ!
ところどころに出てくる魅力的なアンティークにクラっとくる人も多いはず。
人見知りで何もできなかった主人公が、人との出会い、外国文化に触れてどんどん成長していく姿も良い!
最後に読んだのが『SAD GiRL』
これは大分昔に書かれた短編なのかな?
クスリ漬けの生活から生還できた話がゲロ重くてきつかったけど、あとがき読んで作者の実話っぽいことが書いてあってびっくりした。
前からこの人の漫画、普通じゃないな・・と思ってたけど、そういうことだったのね。
小さい頃から漫画をいっぱい読んでて、思うこと。
「短編集が面白い人は、たいてい何書いても面白い」
これが僕の持論。
『それでも町は廻っている』の石黒正数さんとか、『寄生獣』の岩明均さんとか。
やっぱ短編集は、短いストーリーで起承転結を上手く作る能力が問われるし、色々なネタで話を作る必要があるからね。著者の色んな面が知れるのも、短編集の良さだなと。
それぞれ違う1話1話から、作者のバックグラウンドが感じられる気がする。それが良い。
ちょっと語ってしまいました。それじゃ、また。